河童のクゥと夏休み

ニューヨーク旅行の日記で書きたいことはあるけど、ちょっと別の話題で。

河童のクゥ 6年目の夏休み

河童のクゥ 6年目の夏休み

河童のクゥと夏休みのその後を描いた小説があるんだ…と産経新聞の小さな広告で知ってすぐにポチりました。
最近は小説読んでなくて何か小説読みたいな−と思ってたらずっと好きだった映画作品の後日譚が映画公開から6年経った今公開されるなんて思ってもなかったし、注文するときの躊躇なんて一切無かったくらい。

長々とした電車でじっくり読むぞ−なんて思っていたけど、家の中でじっくり引きこもって読んでいました。

小説だと、登場人物の心情が具体的にわかるし、主人公の康一がクゥに会った時の心情を振り返っているから小説だからこその良さを味わえた。

映画本編は全体的に切ない雰囲気で終了して、当時池袋の映画館に一人で観に行った自分はその話の重さがショックでそれを一人で受け止めながら夏の池袋駅構内を放心状態で歩いていた記憶があった強烈な映画だけど、DVDで改めて鑑賞するとその切なさや登場人物の頑張りに涙するようになって時間を空けた上でいい映画だなあって思えるように感じた。

切なさを含ませた映画だったけど、小説ではその後を描いていて、それぞれの登場人物が悩みながらも前を向いて歩いてる姿には勇気づけられる物語だなあと、読了後に感じた。

まだBlu-rayを買っていなかったのでそろそろ買いたいです。