旅行のまとめ書き

シカゴ空港に到着し、長いエスカレータを下ってはダラダラと税関に並ぶ。ここで始めてレンタルしたWi-Fiルータを出してみるが、地下だったのか、電波なしでガッカリ。
データローミングはオフにしてたが、SMSに現地の通信会社につなぎましたとかでて冷や汗出た。実際は何も請求なかったから良かったんですけど。
税関では家族で一枚税関の紙を提出すれば良かったけど、そのことすら知らなかった自分はいかつい男の税関で引っかかってあうあうしてたら父から税関の紙を渡されて、なんとか乗り切ることが出来た。
後から知ったけど、指紋の採取なり、やるのが普通みたいだけど、自分はなぜかそれをスルー。これで良かったんだろうか。
パスポートの税関のスタンプも期限無かったような。

 なんとか入国審査終えて、ツアーの人の説明を受けた後、外に出てみる。空気の感覚は、地元に雪が降ったときのような雰囲気ですんなりと馴染むことができたが、やはり日本と違うのは標識であった。
その時からテンションの上がったときは一眼レフを取り出してはシャッターを押しまくった。
 当時、自分の中ではくまなくシャッターを押していたつもりだが、スポットごとに集中的に撮っていたのか、道中の写真があまり無かったのが残念である。
 早めに出国審査を済ます。アメリカでは靴も脱ぐんだね。まだ肌寒い冬であったために、上着を何枚も着ていたため、脱いでチェックしてまた着るという動作をなんどもやっていた気がする。
 更に、電子機器は携帯電話(iPhoneガラケー)、iPadWi-Fiルーター、3DS、バッテリー、カメラを持っていたためにいろいろ面倒だった。
 時間があるということでカフェで待機。4ドルほどのホワイトチョコレートラテかなんかを頼んだかな。そこで舌を火傷する。
 アメリカのトイレの個室のドアは足のあたりの隙間があるために誰がいるのか一目瞭然。でも、そこまで嫌な気分にはならなかったし。
 手を拭くための紙はセンサーに手をかざすと自動で一定の量の紙が出てくる機械だった。自分は今まですごい偏見を持っていたのか、綺麗な紙が難なく使えるのは日本ぐらいだと勝手に推測してたが、日本の空気で乾燥させるのよりははるかに楽だし、早いなあと思った。
 ちなみに、手洗い用の紙が出てくる機械はカナダもアメリカもだいたい設置してあり、旅行中、鼻炎だったのか鼻水がすごく出てた自分にとってはティッシュとしても使えるありがたいものだった。
 特に乾燥もしやすく、旅行中に風邪を引いたらたまらないと、飲食店にいくたびにトイレにいっては石鹸をつけてたなあ。石鹸がまた化学薬品くさい人工的な匂いで今でもたまに思い出す。
 シカゴからトロント空港へ。アメリカン航空を使って移動。アメリカン航空は、今まで乗ってきたJAL機と違い1列に3席しか席がなく、高速バスかよとか思うぐらいの小ささだった。
 客室乗務員は1人しかおらず、しかも制服を着ているわけでもなくパーカーで応対していた。最初は普通の人かと思ったよ。
 機内ではちょっと端っこがボロボロになった冊子を読んでいた。冊子には壁へのペイントを肯定的に評価する論文がかかれていた覚えがある。
 配給される飲料はクリスタルゲイザーだったり、コカコーラと、馴染みのあるものだった。コカコーラを飲んだが、日本のと違和感なし。
 1時半ちょっと乗って、トロント空港へ。国境を越えているために、また入国審査。だるい。
トイレ近くの給水器で鼻を洗ってはちょっとでも鼻炎対策をこの時既に行なっていた気がする。
 現地の案内係の車に乗せられたのだが、スピードが早く、酔っていた。乗せられた車はトヨタ車で、「わートヨタ車だー」と馴染みのあるロゴに惑わされていたが、実際にガイドの運転する車が早かったのか、荒かったのか覚えていないが、車に搭乗し、周りの景色を撮りまくっていた自分は次第に消え、カバンの中からJAL機でもらったエチケット袋をピリピリと破いていた。いつでも覚悟はできている状態のまま死にかけていたら、ナイアガラ到着。
 道中、いくつも車線のある道路の向こうにある住宅を眺めていたが、どれもおしゃれではあるが、分譲住宅のようなありきたりな住宅の陳列だなあと同時に感じた。
 ナイアガラのホテルのグレード上、寝れればいいや程度で妥協していたが、トイレに設置されていたトイレットペーパーは一度用を済ませただけで空にしてしまうくらい量が少なかった。
 英語圏にも関わらず、靴を履きながら室内を移動するのがだるかったために堂々と靴下を履いたまま移動してた。
 グレードは普通だが、窓からは冬のナイアガラの景色が一望できた。左手には「CASINO」と書かれたネオンサインが色を変化させながらゆっくりと光っていた。
 国境を超えたアメリカ側にもネオンサインで光った派手な建物があった。意識しなくても思い出すんだろうか。
 食事に行こうということなので外出。観光地なのか、食事する場所には恵まれていた。ステーキハウスなり、洋食屋なり、イタリアン料理屋など。自分の希望でイタリアン料理屋に行くことになった。
 17ドルほどの料理を1人一品ずつ頼むが、自分の頼んだ料理はチーズが濃く、とても食べられない、しかも量が多い。フィッシュアンドチップスは魚がまるごと一匹乗せられ、太くて長いポテトがどっさり。ハンバーガーも一回り大きいと、値段も量もビッグサイズでああこれが海外クオリティなのだなあと感じた。
 しかし、レストラン内の雰囲気は良く、外装としては日本のファミレスみたいな感じだが、内装はそれのようなありきたりなデザインではなく、しっかりと食事のできる落ち着いた雰囲気でキャンドルの照らされた中で部屋の雰囲気を噛み締めていた。
 翌日のための食糧購入。店に入ると「Hi」といわれる。なんとなくガイドブックでそういうしきたりだと書かれていたが、実際にやってみると気持ちいい。見るからに外国人の旅行者に対しても無差別にしてくれるあたりないがしろにされてない感覚が芽生えてきたのか、日本では味わえない感覚を覚えた気がする。
 飲み物は100%オレンジジュースを購入。日本のオレンジジュースはたいてい濃縮還元されているが、カナダやアメリカのは濃縮還元されていないのだろうかとか思った。100%とあるだけ、馴染みのある味で良かった。
 それと記念にTシャツ購入。カナダではサウスパークなり、アメコミ系のTシャツが充実していて感動した。日本では滅多にみないようなTシャツがあって羨ましいと思ったよ。
 部屋に帰って速攻で寝てた気がする。もうこの時に14時間の時差があったが、ホテルに泊まった初日から時差に順応してた。
 3時頃に起きてシャワーを浴びようとするが、シャワーの出し方がわからない。やけくそで下の蛇口から出るお湯に頭をつっこんでは髪の毛を洗っていた。
 部屋のブラウン管には地元ナイアガラの観光スポットを宣伝するCMが一定のサイクルで流れており、レストラン(Apple Bee's)、スカイロン・タワー、テーマパークの宣伝だったりと、U局でみるようなゆるい宣伝CMが流れていた。
 スカイロン・タワーのCMで、地上にあるアミューズメントコーナーの映像が流れており、DDRの筐体の映像が流れていた。
 4時頃から朝食の時間である8時くらいまで父と雑談していたり、窓から見える夜景を必死に撮っていた。